昼休みに見つけた1冊の本。
表紙のデザインが気に入って内容も見ずに即買いしてしまいました。
定価は1円80銭でしたが払ったお金は1,000円。
六○脚では再版本が900円でしたので、まあ妥当な値段。
裏表紙も良いでしょ^^
表紙を捲ると・・・
そうか、これは中村さんの本だったんですね。
どんな方かは想像するしかありませんが虫好きなのは間違いない。^^
きっと何度も読み返したんでしょうね。
手垢やシミで汚れたページを捲っていくと小さな栞(紙片)が1枚。
新潟の方なのでしょうか?
昭和22年以降、新潟県新発田市となっています。
裏には鉛筆書きのメモ。
左から右へ、当時としては一般的ではない書き方をしているところをみると
書いたのは戦後のことであろうと思います。
この本は当時朝日新聞夕刊に連載されたものを纏めたもので
日中戦争真っ只中の昭和16年10月12日に出版されています。
数ヶ月後には日本の真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まるという時期です。
戦中・戦後、この方が置かれた状況がどうであったかはわかりませんが
落ちつかない読書だったんだろうと思います。
もう一度栞のページを見てみました。
カゲロウの項。
ここに栞を挟んだ気持ち
栞とともに挟んだ思いが伝わってくる気がします。
単にここまでしか読んでないだけかも^_^;