唐突に
姫路へ行ってきた。
なぜ姫路かというと「ひょうごネブトMAP」の西限が高砂市止まりだったから。
朝9時 2号線とバイパス道を利用して姫路入り。
市街地を過ぎたあたりで適当な山に入った。
取り付きはヒノキ混じりの日当たりの悪い雑木林。
大きな石や倒木が良い按排にコケ蒸していたが、今回はスルー。
大きな切株。キノコに覆い尽くされ何の木だかさっぱり判らん。
メジロの群れが見え隠れする尾根筋にアカマツの倒木。
どれどれ当たりか?
検分を始めて直ぐにネブトクワガタの上翅(片方だけ)を発見。
メスのものだった。
ここに産みました!って言ってるようなもんである。
オギャー!
お~懐かしい・・この顔、この尻ダコ。
まだ若齢だが間違いなくネブトクワガタの幼虫だ。
残念ながら成虫は出なかったが、居ることが確認できたのでOK.
全体的に日当たりの良い裸岩地が多く棲息場所はかなりピンと予想される。
まあ、居るには居るが多産地とは言えないという印象。
南側の岩床地帯の紅葉。
遮光物のない岩から染み出した水が適した環境を作りだしているのか、
辺りはコモウセンゴケのロゼットだらけである。
中には完全に乾燥した裸地にまで勢力を伸ばしているものもいる。
モウセンゴケ=湿地というイメージだったが、図鑑によるとコモウセンゴケは他の2種(モウセンゴケ、トウカイモウセンゴケ)よりかなり乾燥に強い種のようである。