AM6:30 目覚ましの音。
珍しく一発で起きた。
久しぶりの車中泊だったが寝袋とカイロでグッスリ眠れたせいか
スッキリとした目覚め。
ここは岡山県の某港。
恒例の冬の瀬戸内離島シリーズの開幕戦なのだ。
そそくさと準備を整え乗船場へと向う。
空が徐々に明るくなって海面がキラキラ輝き始めた。
目の前をゆっくりと白い連絡船が横切って行く。
ああ・・・・?
勘違いしてたよ・・出航時間。
予定の船に乗リ遅れ次便まで1時間もある。
ぐるっと辺りを見渡すとちょうど手ごろな森が見える。
GO!
出航時間ギリギリまで森の中でゴソゴソ・・・
で、チビクワガタみっけ!
思わぬ獲物でテンション上昇のまま無時2便乗船。
1時間遅れで島に上陸。
目指すポイントは6.8km先の雑木林。
ダラダラとした登り坂の連続で上がっていたテンションが急降下する。
ここのネブトは倒木では殆ど採れない。
オーソドックスにアカマツの朽ち根を深く掘るか、
溝掃除。
側溝に堆積した土砂やら枯れ枝やらフレークを掘る。
数はそう多くはないが、
堆積物の状態がよければソコソコ採れたりする。
道端での採集は少々回りの目が気になったりするが、
この方法は見た目は溝掃除なので堂々とやれる。
掘った後は何となく良い事をした気分になったりするが
採集後は来年の為に埋め戻すので結局気分は差し引き0か。
さあ、ドブさらい♪ドブさらい♪
幸先良く1頭でた。
しかし、その後が中々続かない。
単独幼虫がポツポツと出る程度。
朽ち根へ変更。
すぐに良い状態の根を見つけた。
ものの数分で必要十分な数を確保できた。
大満足。
帰るには少し早い・・・けど帰る。
成果を上げ気分が良いとは言え、帰りの道中はおぢさんにはキツイ。
休み休みゆっくりと山を降りることにした。
光芒
雲の切れ間から何条もの光が差した。
「天使の梯子」とも言うらしい。
充実した一日。
この日唯一の成虫も撮っておこう。