直径20㎝、長さ1m程の倒木。
画像はその一部で、写っているイモムシはヒラタクワガタの終令幼虫。
「おーヒラタ天国じゃー!」と採集者は思う。
しかし、ここの幼虫達にとってはけっして天国と呼べる状況ではないようです。
画像では数頭の幼虫が写っているだけですが、
実際は初令~終令まで各ステージの幼虫が40頭以上ひしめき合って入っています。
これだけの数の幼虫が居るにもかかわらず、材はもう食べるところが無いほど食いつくされ、
樹皮内部は全てフレークと化しています。
完全に材の許容量を越えてしまっていますね。
この状況で果たして何割の幼虫が無時羽化まで漕ぎ着けるのか・・・
と採集者は思ったかどうか定かではないが、
「救出、救出~!」
と、自分勝手な理屈をつけられて結局採集されてしまう幼虫達はどう転んでも天国的状況ではないようで。