8月に採卵してマット保管していたグラシロの卵が孵化してました。
12卵のうちの1卵ですが幼虫は既に孵化後半月は経っていそうな大きさです。
他の卵もよい感じに膨らんでいます。
保管場所の部屋は暖房なしの常温で12月の平均室温は10℃前後。
昨年の実験で10月採卵の卵が冬季保温なしで越冬することが判っていたので
温室には入れなかったのですが今回は越冬前に見事孵化しました。
孵化期間もおよそ4ヶ月なのでこの種としては特別長いというわけではありません。
3令幼虫からは他サイトで冬季屋外飼育可能という結果が出ているので産卵さえさせてしまえば全く保温する必要がないんじゃないかと思います。
ただし、成虫は寒けりゃ死にますので長生きさせたいのであれば必要に応じて保温させなきゃなりませんが、ブリード時期を6月頃にすればあまりその必要もないかもしれません。
と、ここまで書いてきて、ふと思う。国産カブトと変わらんやん。
こりゃへたすると特定外来種に指定される日が来るかもしれない・・・
みなさん、くれぐれも採卵後のマット処理は慎重に、誤って放虫などしないようにしましょ!
国カブが北海道で繁殖しとるように、こいつら日本の自然下でも十分生きていけそうですよ。