鳥撮の合間、ボロボロに朽ちたヤナギの枝を手で割ってみると何やら越冬中の虫が出てきた。
マイマイカブリです。
全身真っ黒だと思ってましたが、触角や口ひげの先が真っ赤です。眼も少し赤いですね。
なんかエイリアンっぽいぞ。
叩き起こされて迷惑だったのでしょう、最初は動かずにいましたが暫くして不機嫌そうにのそのそと歩き始めました。
キラリ!と金緑色の虫も出てきました。アオゴミムシでしょうか?
ヒゲジロハサミムシ。触角の先と足が白いのが他種にはない特徴です。
ワインレッドのハサミが綺麗ですね。
ハサミムシは子育てする虫で、母虫は冬の間ずっと卵を守り、孵化した幼虫にはエサを与えます。捕ってきたエサを与える種も居るようですが、このヒゲジロハサミムシの場合は自らの体をエサとして与えるようです。カマキリのオスがメスに食べられるように、生きたまま子供達に食べられてしまう。残酷なようですが、これも子孫を残す為の知恵なのでしょう。
人間だったらホラーですけどね。